このページでは家庭教師の探し方をお伝えします!学習塾は道に看板があって「あ、ココ塾なんだ」と気づいたり、ホームページを見るとたくさん載っていて迷うことがあると思います。
でも家庭教師はあまりやっているお友達がいなくて情報が足りなかったり、道端で看板をみかけることもありません。
検索エンジンで「家庭教師 札幌」など探しても、まとめサイトや比較サイトが出てきたり、広告を載せているようなサイトでも大手しか載っておらず、地元の小さい家庭教師や個人でやっている先生を探すなど、どうやって探せばよいでしょうか。
何より、塾と違うのは「先生が家にくる」というところです。
人の目がたくさんあるわけではないので、先生の人間性や相性というものは家庭教師ではとても大きな要素になります。安心、安全の確証を持ち、さらに成績をきちんと上げてくれる先生を探すにはまずはいろんな先生に会って決めるのが大事です。
それでは家庭教師の探し方にはどんなものがあるのか見ていこうと思います。
家庭教師の会社には大きく分けて2種類ある
家庭教師の会社には大きく分けて2種類の会社があります。
1つめが登録制の家庭教師を登録したご家庭に派遣する家庭教師の会社です。(以下「派遣タイプ」と呼びます)
2つめが家庭教師がその会社の従業員でその先生が生徒宅に行くタイプの会社です。(以下「専属タイプ」と呼びます)
派遣タイプの会社の特徴は?
派遣タイプの会社の特徴は、何より「講師数の多さ」であると言えます。たくさんの先生の中から自分に合った先生に出会える確率が増えることになります。また、講師の立場から見ても「とりあえず登録しておけば依頼がくるかもしれない」と気軽に登録しておけるというメリットがあります。
一方、デメリットとしては「講師の質が保証できない」ということです。
基本的に講師に「大手の看板を貸している」という状態なので、「家庭教師〇〇の佐藤です」と名乗れるようになるだけで、実際にはその会社の採用試験で指導力を見るテストを行ったりもしておらず、指導力を強化するような研修をおこなったりしているわけでもないので、実際には個人契約とほとんど変わらない状態になります。
ただし、何かあったとときの責任は会社に取ってもらうことができますので、安心感は生まれます。
※注意※
ここで言う責任というのは合格不合格の責任ではありません!あくまで暴力的な言動があった・勤務態度が著しく悪い等の指導面での責任です。
専属タイプの会社の特徴は?
専属タイプの会社の特徴は、何より「講師の質が一定以上に保証されている」ということでしょう。所属している講師数は少ないですが、会社から責任を持って講師をご自宅へ送り出しているため、研修や講師同士のコミュニケーションの頻度が多くなることで講師の育成が進んでいたり、きちんと採用試験を行って雇用関係を結んでいるため講師の人柄や人間性が一定以上に保証されていることが多いです。
また、何かあったときにも会社を通して話し合うことができるので安心感があります。
一方、デメリットとしては講師数の少なさから講師を選べなかったり、入会したいときに満席になっていて断られたり、来年度の受付予約制をとられていたりということもあります。比較的小さい会社だと入りたいときにすぐに入れないという可能性があります。
家庭教師会社に依頼せず、個人契約で先生をつけたい!
家庭教師会社に依頼すると、授業料以外の費用が多くかかるイメージはありませんか?大手であればあるほど、広告宣伝料・本部管理費のようなものが多くかかってくるのは事実です。
それらを省き、講師に直接お金を渡して教えてもらうというのが個人契約となります。
ネットで調べれば個人契約サイトが比較的簡単に出てきますので、「地域」「時給の範囲」「講師の希望性別」「講師の年齢層」など細かく絞って検索すると、希望する先生に出会える可能性が上がります。
しかし個人契約サイトは言い方を変えれば「家庭教師版マッチングアプリ」と同等になりますので、メリットデメリットについて知ったうえで安全に活用してもらいたいと思います。
家庭教師個人契約サイトのメリット
個人契約サイトを利用する際のメリットは、希望の条件に絞り込めば望む先生に出会える可能性が高いということです。
また、高時給を希望している先生はそれだけの経験やスキルを持っている自信があっての価格設定となっているので時給である程度講師の指導力を見極めながら依頼することができます。逆に「ちょっと勉強を見てほしい」くらいのライトな希望であれば、時給1000円の家庭教師を探すこともできます。
つまり家庭教師代を安くしたいという希望や、スキルのある先生に直接お願いしたいなどの希望がかないやすいのが個人契約です。
また、24時間どこでも検索できるので、スマホ一つで簡単に申し込んだり探せたりします。すぐに見つかるかはわかりませんが、手続きのために事務所に足を運んだりすることがないのは良い点ですね。
家庭教師個人契約サイトのデメリット
何があっても個人契約紹介サイトは責任を取ってはくれません。あくまで掲示板ですので、その後は何があっても両者間で協議して解決していかなくてはなりません。
また、すぐに先生を変更することもできません。一度今の先生を解約してから次の先生を探すことになるため、タイムラグが生じたり、探す手間が増えます。その後の先生がまた合わなかった場合それを繰り返すことになります。それならいっそのこと、余計に費用がかかっても派遣タイプの家庭教師会社へ依頼したほうが良いというのも一つの考えになります。
また、女性の先生に絞った場合は圧倒的に登録数が少ないサイトが多いです。運よく見つかっても満席でお願いできないなどが多くなります。女性の先生に絞る場合は4月などの卒業生が出払ったあとを狙うのがおすすめです。
さらに、更新年月日が非常に古い場合があります。絞り込んだ結果、たくさんの先生が表示されたとしてもその中で1年以内に更新したのはわずか3名だけ・・・などがあります。意外に現役で活動されている先生は少なく、学生のときに登録したまま、今は社会人になってしまってそのまま放置されているプロフィールをたくさんみかけます。
知人からの紹介してもらって個人契約したい!
個人契約の中でも紹介サイトをつかわず人脈を駆使して探すという手法は昔から行われていることです。
「隣の家のお兄さん、東大に受かったらしいよ、ちょっとうちの子の勉強みてもらえないかしら?」という類のものです。
この方法だと先生の経歴や身元がしっかりと保証されているので安心してお任せできることになりますね。
しかし、その先生の教え方が上手かどうかというのはまた別問題ですし、いったんお任せして成績が上がらなくてもなかなか辞めたいとは言いにくいというのがデメリットでしょうか。
家庭教師の探し方とメリットデメリット一覧
派遣タイプ会社 | 専属タイプ会社 | 個人契約サイト | 知人紹介 | |
先生の雇用形態 | 業務委託(個人事業主) | 社員・アルバイト | 個人事業主 | 個人事業主 |
先生の信頼度 | △ | ◎ | △ | ◎ |
責任の所在 | 〇 | ◎ | △ | △ |
先生の指導力 | ×~◎ | ○~◎ | ×~◎ | △~◎ |
講師数の多さ | ◎ | △ | 〇 | × |
いかがでしたでしょうか?どのタイプにもメリットやデメリットはつきものです。何を重視して選ぶのかということを明確にし、お子様に合う家庭教師を選んでくださいね!